スペイン語で飲食店経営インターンに挑戦した大学生のぶっちゃけトーク

幼少期、「恥ずかしがり屋ランキング」で一番を取るほどシャイだった女子大生が現在、メキシコの日本食レストランで経営に携わるまでに何があったのか。コロナ禍に海外インターンに挑んでいる現役インターン生に、メキシコで飲食経営に携わる本音についてぶっちゃけてもらいます! これを読んで「こんな挑戦をしたい!」と思われた方は、本文最後にインターン応募フォーム記載していますので要チェックです!

経歴

日本で生まれ育ちながら幼少期の6年間をアメリカ・テキサス州で過ごす。メキシコとの国境沿いに住んでいたことをきっかけに、スペイン語を学ぶため東京外国語大学に入学。3年次を終えたのち、「自分の視野を広げるため」メキシコに渡航。現在、レオンにある日本食レストラン、Goenにて経営戦略に携わりながらインターン中。

メキシコへ来るきっかけとなったアメリカ時代

父の転勤により、私は幼少期の6年間をアメリカ・テキサス州で過ごしました。私が住んでいた街はメキシコ国境沿い付近ということもあり、ヒスパニック系が多く住む地域でした。

当時シャイな性格だった私は、クラスで「恥ずかしがり屋ランキング」で1位に輝くなど、かなりの引っ込み思案を発揮していました。ですが、元より好き嫌いははっきりしていて、「嫌なものはいや!」と言う性格でしたね。

*アメリカでのバルーンフェスティバル

帰国後も「海外」というワードと「世界を広げたい」という思いがどこか心の片隅にありました。それを叶えるために、大学では英語以外の言語を学んで海外に行こうと考えるようになっていましたね。在籍している東京外国語大学は、留学率が全体の8割を超える大学です。ここにいけば必然的に渡航の機会が増えると思い、国立受験を決断しました。東京外国語大学で28言語ある選択肢の中からスペイン語を選択したのは、やはりアメリカ在住時に、スペイン語が常に身近にあったというのが最大の理由です。無意識にラテンの雰囲気に魅かれ、彼らが話す言葉を学びたいと感じていたのでしょうね(笑)

「自信を持って働く社会人になりたい」強みを身につけるためメキシコへ

大学3年次での渡航を検討していた矢先、新型コロナウイルスが流行してしまい、海外に行けない、という状況にもやもやしながら4年次に進級する時期が訪れてしまいました。本格的に就活を控える中で、自信を持って発言をしていたり、やりたいことが明確な周りの人を見たりして、段々と気後れしていきました。そんな中、明確な強みがほしい、いきいきと仕事ができる大人になりたいという気持ちが次第に強くなっていきました。

こういった思いからコロナ禍ではあったものの、自分にとって大きな挑戦である海外でのインターンを決断しました。大学で培ってきたスペイン語を使いながら自分が欲しい答えを探せるインターンという手段は魅力的に映ったんです。

そこからコロナ期間でもインターンを受け入れている企業を探す中で、Encounter Japanに出会いました。弊社の企業理念である「ラテンアメリカと日本の新しい歴史を創り人々の生活を豊かにする」が正に自分がしたいことだとピンと来たんです。

というのも、居酒屋でアルバイトをしていた際にお客さんが美味しそうに食べる姿が仕事のやりがいであり、幼少期に海外で暮らしていたころ、オーセンティックな日本食文化を通して日本の魅力をもっと海外の人に知ってもらいたいという思いがあったからです。「メキシコにおいて日本文化が愛される」ことに貢献できる弊社でのインターンは正に私にぴったりだったのです。

その中でも今私が働いている居場所創生部門は、他の部署と比べて一番メキシコ人に関わりスペイン語を使う機会が多い部署です。グアナファト州レオン市にある居酒屋Goenでは「メキシコ人に日本文化が愛される瞬間」を近くで見れるフィールドであると感じたため、この部署を選択しました。

「自分ごと」として企画を動かし、失敗と挑戦を経験できる場所

インターンの主な業務はマーケティング施策を考えることです。主に私はSNSを使ったお客さんとのコミュニケーションとレストラン内のイベントを企画し、レストランにより多くの新規顧客が来る戦略を考案しています。

「そもそもスペイン語が話せないからお客さんと会話さえままならない」と不安に思われる方も多いかと思いますが、安心して下さい。

現在弊社で働いている社員・インターン生含めほとんどがスペイン語初心者からスタートしています。ですが、現在問題なく業務ができているのは、その場で学ぶ意欲さえあれば言語の壁は乗り越えることが出来るからです。私もはじめはスペイン語に自信がなく、自分から話しかけることに躊躇していました。ですが語学力が足りないことに恥じらわず、自分の力で会話をし真摯な対応を心がけたところ、相手も私が理解できる速さで話してくれるようになりました。こういった経験を通して今では自分からお客さんにどんな日本食に興味があるかや実際弊社レストランで食べたものの感想などをヒアリングできるようにまでなりました!

弊社のレストランで働く魅力は、自分で考えて提案した施策を即実践しその結果が目に見えて分かるフィールドであり、失敗できる環境が整っていることです。

私が経営に携わるレストランはまだまだ若いお店であることから様々な課題があります。

私が感じた課題の一つが、「日本人のお客さんが目減りしている」という点でした。

というのも新型コロナウイルスの影響で、外食をする日本人が少なくなってしまっていたのです。もう一度レストランに日本人を呼び戻すためにある施策を実行しました。

それが「日本食材の販売会」の企画です。

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紹介文: メキシコで活躍される日系企業経営者・社員の方々からスポーツ選手までインタビューし、お届け致します!

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