スペイン語で飲食店経営インターンに挑戦した大学生のぶっちゃけトーク

幼少期、「恥ずかしがり屋ランキング」で一番を取るほどシャイだった女子大生が現在、メキシコの日本食レストランで経営に携わるまでに何があったのか。コロナ禍に海外インターンに挑んでいる現役インターン生に、メキシコで飲食経営に携わる本音についてぶっちゃけてもらいます! これを読んで「こんな挑戦をしたい!」と思われた方は、本文最後にインターン応募フォーム記載していますので要チェックです!

中々売上に貢献できない苦しみ そして責任が果たせたときのCEOからの言葉

*実際の販売会の写真

レストランに日本人を呼び戻すためにまず、「日本食材の販売会」を行いました。

弊社は良くも悪くも「言い出しっぺが責任を持つ」カルチャーがあります。

なので実現したいことはアイディア出しから企画、実行、結果に結びつけるところまで全て任せてもらえます。

私もまずは「日本食材販売会」の企画概要をマネージャーの美里さんに相談をし、許可が出たあとは、売り出す野菜の品目から値段、日程まで全て一人で統括し店舗の皆に協力してもらいながら実施しました。一番最初の販売会はインスタグラムを使用し開催3日前から告知をしました。残念ながら初回当日は、5組のみの訪問といった結果に終わってしまいました。しかし、二回目に実施した2週間後の販売会は更に低下し、3組といった結果に終着しました。「なぜ減ってしまったのか」と悩み、協力してもらっている社員さんの時間のことも考えると、結果に残せていない事実に無力感を感じ始めました。

【みりさん記事インタビュー】

そこから「日本食材販売会」に足りないものを探るべく、市場調査を始めました。

市場調査というとスパイみたいに聞こえますが、実際に他の競合店に行き、何を売っているのか、いつやっているのか、どういう方法で告知しているのかなどをひたすら洗い上げ、足りないものを分析しました。

市場調査の結果をもとに初回から1か月目の販売会では、内容を大きく変更しました。

まず、SNSでは一週間前から告知を行い、イベントの認知を高めました。次に品目です。

今までは日本野菜や魚を中心に販売していましたが、駐在員や主婦目線を意識し、揚げ物や焼酎の販売も始めました。更に、他の競合店と日程が被らぬよう開催日をずらして行うことを意識しました。

この結果、1か月と少しでお客さんを9組まで増やすことに成功したんです。

またその次も13組が来場し、徐々に数字を伸ばすことができました。

更にウェイター業務をしている際に、販売会に来て下さったお客さんをレストランで見かけることも多くなりました。自分が考えて行った施策がすぐ結果として反映され実感することができるのは、日々のモチベーションになりますね。

また今年の夏に私が主体となり関わったもう一つのイベント、「マグロ解体ショー」でもSNSでの集客が成功し、想定以上の人数が集まりました。

この「マグロ解体ショー」と「日本食材販売会」の2つを行った月は、レストランオープン当初で史上最高の売上を出すことができました!

レストランの経営に携わっている私は、PLと呼ばれる損益計算書を見て分析する業務があります。直にその数字の大きさを見た際は、今までの苦労が報われた実感が湧き上がってきたのを覚えていますね。

更に弊社のCEOから「数字をみて本当にびびったわ!オープン初の出来事で感謝です」

というコメントをもらった時は、挑戦して良かったと思えました。

壁を越えて得られた自信

自分で設計し、実行から結果まで持っていた「日本食材販売会」は自信を持つ大きな機会となり、当初のインターンの目的達成に近づいた瞬間です。

もちろん結果を出せなかった時期は、プレッシャーを感じ、「日本に帰りたい!!」と思う瞬間もありました。(笑)

ですが、インターン生にも挑戦できる場を整えてくれたEncounter Japanに今ではとても感謝しています。そのお陰で萎縮することなく「挑戦する力」がつき、「課題の発見とその実行能力」という強みを得られました。

レストランという場で「インターンをする意味」

「レストランでアルバイトをすることとどう違うのか」と疑問に思う方もいるかと思います。しかし、アルバイトと明確に違う点はEncounter Japanだからこそ、レストランの経営に直接自分の意見が反映され、それを目に見えて実感できるところです。売上結果はもちろん、自分がSNSなどで呼びかけたお客さんが来店し、大好きな母国の文化が愛される瞬間が生で見えるのはここでしか体験できないことです。

以前、寿司などではなくチキン南蛮を注文したメキシコ人が「美味しい!」とコメントしてくれた際は、GOENが提供する「オーセンティックな日本食」の美味しさを分かってくれたことに嬉しさが溢れ、頑張るモチベーションに繋がりました。

レストランの認知はもちろんのこと、日本食の理解の認知度にも貢献できているな、と感じていますね。

最後に

メキシコは危ないというイメージがあるかと思いますが、カラフルな建物や美味しい食べ物、人情味溢れる人柄など沢山の魅力が詰まっている国です。特にメキシコ人は陽気でフレンドリーなので、閉店後にスタッフとテキーラを飲みに行ったり、仲良くなったお客さんとご飯にいったりすることも日常的です。是非一度勇気を出してこの異国の地に飛び込み、トライ&エラーが経験できるこの場所で、充実したメキシコライフを送ってみませんか?

【インターン希望者応募フォーム】
prev
2/2
お気に入り

著者情報

紹介文: メキシコで活躍される日系企業経営者・社員の方々からスポーツ選手までインタビューし、お届け致します!

特集

amigaピックアップ