どこでサウナに入れる?
日本とは違い銭湯のような公衆浴場がないメキシコですが、サウナに入れる施設はいくつかあります。
ホテルやリラクゼーションスパ
ホテルの中のスパ、または街のリラクゼーションスパにサウナがある場合があります。
スパの規模にもよりますが、大型ホテルや大きなリラクゼーションスパならばサウナやジャクジーがあることが多いです。また街にあるホテルよりもカンクンなどリゾート地にあるホテルの方がスパの施設が充実しておりサウナがある割合も高いです。
料金はホテル内のスパでも宿泊料金とは別で、スパ利用に料金がかかることが多いです。
街のリラクゼーションスパでサウナのみの利用ができるか、場所によると思いますが、サウナがある規模のスパではマッサージで1,000ペソを超える店が多いです。
このようなホテルや高級スパではカップルや女性のみの利用が多いです。マッサージやジャグジーに浸かりながらシャンパンやスパークリングワインを楽しめる所もあります。
ホテル内のスパでも街のリラクゼーション施設でも”スパ”と名前が付いていてもメインのサービスはマッサージです。 そのため必ずしもサウナがあるとは限らないので行く前にサウナがある施設なのかしっかり調べることをおすすめします。またスパは基本的に予約制なのでホテル内のスパであっても利用日や時間を予約しておく必要があります。
【メキシコ各地のおすすめスパ】
メキシコシティー周辺
Naam spaSpa by Liverpool Remede Spaモンテレイ
Monterrey HotelCrowne Plaza Monterrey Aeropuertoグアナファト
Best Western Plus Plaza Florida Towerケレタロ
Doña Urraca Hotel & Spa街のサウナ施設
メキシコの庶民は街のサウナ施設でサウナやマッサージを楽しみます。こちらは料金が安い施設では入場料(シャワーのみ)50ペソ〜、サウナ1時間75ペソなど手頃なお値段で楽しめる所もあります。
施設の入口で利用したいサービスを伝え[例:Quiero entrar al vapor.](シャワーregadera、ウェットサウナvapor、ジャグジーjacuzziなど)、ロッカーの鍵やタオルを受け取ったあと案内に従って更衣室や個室に行きます。料金は先払いが多いようです。
一般的には日本の銭湯の様に大浴場や湯船はなく、シャワーとサウナ、更衣室のみです。
サウナは共有(general )か個室(Individual )、シャワー室も大部屋か個室になります。施設によっては共有シャワーやサウナは男性専用の部屋しかなく、女性が使用できるのは個室のサウナのみといったところもあるようです。
店によっては個室にジャクジーやサウナ、シャワールームがついている部屋もあります。周りの人の目を気にせずに済むプライベートな空間で1時間半や2時間貸切で家族やカップル、または一人で利用できます。
施設内にバーがありビールなどのアルコールを飲むことができます。またシーフードなど軽食を販売しており食事を楽しむこともできます。日本のように男性の利用客が多いですが、子供も連れて家族で訪れるメキシコ人も多いです。
料金と比例して施設の装備や清潔感は上がっていくので行く前にインターネットなどで施設の評判や口コミ、施設内の写真を見てから行くことをおすすめします。
またパンデミック以降コロナ対策として個室以外の共有サウナを利用するにも予約をしなければ使うことができない施設もあるようです。
グーグルマップなどでBaños públicos、Baños de vaporと探すと近くの施設を見つけることができます。
サウナに入るときの服装や持ち物は?
サウナに入るときの服装や必要な持ち物は場所により異なります。
一般的にホテルや街のスパでは大きなサウナに他人と共有して入るので水着が必要になることが多いです。ジャグジーに入る場合も同様に水着を着用したまま入ります。
しかしシャンプーなどのアメニティは料金に含まれ、スパ内でもらうことが多いです。例えば高級ホテル内のスパはアメニティが全てロクシタンで用意されているなど、そのスパ独自の特典であることもあります。
同様にタオル類なども用意されていることが多いですが、それぞれのスパにより変わるので予約時に問い合わせると良いでしょう。
一方で街のサウナ施設では個室のサウナ、共有のサウナでもタオル類で隠して利用することが多いようです。
しかしシャンプー類、タオルなどは貸してくれる施設もありますが、備え付けられていない場合が多いので持って行くのがおすすめです。または別料金を払って一人分のアメニティを買うことができる施設もあります。
また衛生面から更衣室や共有のスペースを移動する為に素足でなくサンダルを利用した方が良いようです。
日本のように更衣室にドライヤーやヘアブラシ、化粧水が置いてあるわけではないので、必要であれば持っていく必要があります。
サウナの種類
日本には今では色々な種類のサウナがありますが、メキシコではほぼ2種類しかサウナがありません。
1つ目は日本でよく見かける乾式ドライサウナである「Sauna」です。壁や椅子も木で作
らえていて室内が70℃〜100℃のとても熱いサウナです。Saunaと表記されている場合はこちらのドライサウナのことを指します。
2つ目が日本の湿式ウェットサウナ、ミストサウナ、スチームサウナにあたる「Vapor」です。温度は40℃〜60℃ですが湿度はほぼ100%近くとても蒸し暑いサウナです。壁や椅子はタイルで作られています。
実はメキシコではこちらのウェットサウナの方が定番で人気があります。ホテルなどでは両タイプのサウナがある場所もありますが、街のサウナ施設はVaporとだけ書かれていることが多いです。またBaño Turcoとも表記されている場合もこちらのウェットタイプのサウナを指します。
また日本で流行っているサ活は、サウナ後に水風呂と外気浴を繰り返し、身体が「整う」一連の流れを言いますが、メキシコには水風呂がありません。
ただし、身体を冷やすためのシャワーは付いています。更衣室とサウナルームを行き来してメキシコオリジナルのサ活を楽しめるのではないでしょうか?
メキシコ式サウナ「テマスカル」
上記では日本でもおなじみのサウナを紹介しましたが、メキシコにはテマスカルという独自のサウナがあるのをご存知ですか?トルテカ文明から続くアドベという土で作ったドーム型の伝統的なサウナです。
今ではホテルや街のサウナにテマスカルがあると謳ってはいますが、テマスカルのドーム型をタイルで作っただけの普通のサウナであることも多いです。
もちろん古代から続く伝統的なアドベでできたドームで本格的なテマスカルに入ることができる場所もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
【3000年前のリラクゼーション!?】今話題!疑似子宮内部でマヤ式サウナ「テマスカル」の魅力♪まとめ
今回はメキシコのサウナ事情についてお伝えしました。サウナに入れる施設、必要な持ち物、メキシコのサウナの種類を解説しました。日本のようにどこでもサウナがある訳ではありませんが、メキシコにもサウナはあるのでぜひ探してみてください。
またメキシコ式サウナのテマスカルもメキシコ滞在中に是非体験してみてください。
Amigaではこれからもメキシコ生活に役立つ情報を発信していきます!