1万人の「同性婚合法化反対デモ」に立ちはだかった1人の少年

エンリケ・ペニャ・ニエト大統領が、法律を改正して全ての州で同性婚を合法化しようとしている事に対し、グアナファト州のセラヤでは約1万人もの反対デモが起きました。 この写真はジャーナリストのマヌエル・ロドリゲス氏が撮影しました。

メキシコでの同性婚に関しての現状

メキシコでは、首都メキシコ・シティと10の州で同性婚が認められています。しかし残りの21州では同性婚は認められていないため、エンリケ・ペニャ・ニエト大統領は、法律を改正して全ての州で同性婚を合法化しようとしています。ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、この動き反対するデモがメキシコ全土で行われていて、セラヤのデモには1万1000人が参加しました。
出典 http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/13/boy-standing-up-to-thousands-of-anti-gay-protesters_n_11987046.html

世界ではどうなっているのか。

現在、同性婚および登録パートナーシップなど同性カップルの権利を保障する制度を持つ国・地域は世界中の約20%の国・地域に及んでいます。

・同性婚が認められている国々

オランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、デンマーク、フランス、南アフリカ、アルゼンチン、カナダ、ニュージーランド、ウルグアイ、イギリス、ブラジル、米国、メキシコ、ルクセンブルク、アイルランド、グリーンランド(デンマーク自治領)、エストニア、コロンビア、フィンランド(2017年より)

・登録パートナーシップなどを持つ国・地域

フィンランド、グリーンランド、ドイツ、ルクセンブルク、イタリア、サンマリノ、アンドラ、スロベニア、スイス、リヒテンシュタイン、チェコ、アイルランド、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、オーストラリア、イスラエル、ハンガリー、オーストリア、クロアチア、ギリシャ、マン諸島(英王室属領)、ジャージー諸島(英王室属領)、ジブラルタル(英国領)、マルタ、エストニア

※デンマーク、スウェーデン、ノルウェーにおいては登録パートナーシップ制度にあるカップルが同制度にとどまることは可能だが、新規にパートナーシップを登録することは不可

一方、日本では、、、

東京都渋谷区において2015年11月5日より、同性のカップルを結婚に相当する「パートナーシップ」と認める証明書の交付を開始しました。

証明書の対象者は渋谷区内に住む20歳以上の同性カップル。

互いが愛情と信頼に基づく関係であることなどを明記した公正証書などを作成していることが発行の条件。

未だ認められない同性愛

世界では未だ同性愛を認める人たちは少数派です。

今回のメキシコ人の少年は後に「おじさんがゲイで、おじさんが嫌われるのが嫌だったから」と語った様です。

この少年の様な勇気ある行動が、今後の同性愛者に対しての偏見を無くすきっかけになることを願います。

関連記事

「タル航空」の秘密
1/1
お気に入り

特集

amigaピックアップ