2016/10/13

【メキシコ料理】サルサ・ベルデを作ってみよう!

エンチラーダやチレ・レジェーノなど、メキシコ料理には欠かせないサルサ・ベルデ!メキシコには、数えきれないほどのサルサがあり、サルサ・ベルデの種類もいろいろですが、和食にでも何でも合う、オーソドックスなサルサ・ベルデを自分で作ってみませんか?

メキシコ料理に欠かせないサルサ!

メキシコ料理に欠かせないのが「サルサ(Salsa)」と言われるソースです。

日本でもおなじみの、トルティーヤチップス(メキシコではトトポスTotoposといいます)につける赤いサルサはもちろん、タコス、エンチラーダ、チレ・レジェーノといった様々なメキシコ料理に、サルサは絶対に欠かせません。

サルサには本当にいろんな種類があり、

“それぞれの家庭にそれぞれの味”といっても過言ではないほどです。ですから、本当のサルサの作り方・・・という決まったものはなく、いろんなバリエーションを楽しむことが出来ます。

チレと呼ばれる唐辛子が入った辛いものから、唐辛子の入らないさっぱりしたものまで、すべて「サルサ」と呼ばれます。

サルサ・ベルデとは?

サルサ・ベルデ(Salsa Verde)とは、日本語に訳すと「緑色のソース」という意味です。したがって、緑色をしたソースは、サルサ・ベルデといわれます。

緑色のトマトがベースになるもの、アボカドがベースになるもの、コリャンダー(シラントロ)がベースになって緑色になるものなど、様々な緑色のソースがあります。

しかし、一般的にサルサ・ベルデというと、緑色のトマト、トマティージョ(Tomatillo)を使ったものになります。

緑色のトマトとは?

トマティージョもしくは、トマテ・ベルデと呼ばれる緑色のトマトは、赤くなる前のトマトというわけではありません。「トマト」という名がついていますが、トマトではなく、実は、「ほおずき」の仲間なのです。スーパーで、殻がついた緑色のトマトをみれば、ほおずきであることを納得していただけると思います。

トマティージョの特徴は、非常に酸味が強いこと。ですから、トマティージョを使ったサルサ・ベルデは少し酸っぱい、さっぱりとした味になります。

トマティージョを使ったサルサ・ベルデ

今回は、トマティージョを使った、簡単なサルサ・ベルデを作ってみます。

油も動物性のものも使わない、ヘルシーなベーガン・サルサで、何にでも合います。

今回お教えするサルサ・ベルデは、よく火を通しますので、きれいな瓶に入れれば、一週間ほど冷蔵庫で日持ちします。

【サルサベルデの使い方】

このサルサ・ベルデは、ちょっと酸味があるピリ辛のソースになりますので、使い方はいろいろです。

・トルティーヤチップスにつけてシンプルに

・エンチラーダのソースに

・タコスのソースに

・エンパナーダのソースに

・タマレスのソースに

・ポテトフライに添えて

・鶏の唐揚げの上にかけて

・コロッケのソースに

・蒸した野菜にかけて

・パスタのソースに

・ピザのアクセントに

準備するもの

・ミキサー

・少し深めの鍋

・保存用の瓶

・包丁

・まな板

・スパチュラ

材料

1.2~1.5リットル程度のサルサができる分量です。

多すぎるときは、分量を半分にして作ってみてください。

・緑色のトマト 1キロ

・玉ねぎ 小さいのを1つ。大きければ1/2で。

・ニンニク 2片

・コリャンダーの生葉 一束

・チレ・セラーノ 4本 (※注意)

・水 150㏄

・塩 小さじ2杯

※チレ・セラーノ(Chile Serranoはユカタン半島でよく手に入る唐辛子ですが、もし手に入らない場合はハラペーニョや、チレ・アルボルでもOKです。辛いのが苦手な方は、唐辛子を2本にしてみてください。一般的なメキシコの辛さでOKな方は8~10本お使いください。)

作り方

1)材料を良く洗います。

2)緑色のトマトは半分もしくは1/4に切ります

3)玉ねぎを3センチ大ぐらいに切ります

4)ニンニクの皮をむいて、芽をとります。

5)チレの柄をとり、半分に切ります。

6)塩以外のすべての材料をミキサーに入れます。

※塩はこの時点では、入れないでください!

7)

スムージーのように滑らかになるまで、ミキサーでまわします。あまりにもドロドロしているようだったら、少し水を足してください。

8)すべてを鍋に入れ、火にかけて沸騰させます。

9)

沸騰してから、約20分間中火で煮ます。吹きこぼれないように、また焦げ付かないように、注意して時々かき回しましょう。段々緑色が濃くなって、ソースがトロトロになってきます。

10)

20分経って、とろみのついたソースになったら、出来上がりです。まだ火をつけている間に塩を入れてよくかき混ぜます。塩は大体小さじ2杯ですが、お好みで味付けをしてください。

11)

温かいうちは少し酸味の強いサルサになり、脂っこいお料理に合います。冷たくすると、酸味が和らぎ、チップスなどと食べるのにぴったりの味わいになります。お好みでいろいろなものと合わせて食べてみてください。

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著者情報

紹介文: カリブ海に面したおしゃれな街・トゥルムの小さなブティックホテルで働いています。ここ数年でトゥルムはヨガのメッカとなり、美と健康に興味のある方々が世界中から集まります。「マヤ遺跡のある田舎町」から「キュートでヘルシーな町」へと、トゥルムは急激に進化中♪トゥルムのいろんな表情をお伝えできたらと思います。

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