メキシコでは、日系企業進出が進んでいますが、どのように関わっていけば良いとお考えですか?
メキシコはNAFTA再交渉やアメリカとの国境沿いの壁に対する建設費用などの問題に直面しています。そういった環境下、メキシコはアメリカだけでなく、多角的に国際交流、経済活動をしようと考え活動しています。
特に、アジア・太平洋地域への関心が高まっておりますが、その中でも特に信頼できる国である日本に対して期待が高まっていると考えています。経済関係、軍縮の問題や北朝鮮問題といった課題のほか、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を連携して推進しています。また文化交流、学術交流が進んでおり、日本は信頼できる国として見てくれている印象があります。去年の12月には広島大学で日墨学長会議が開催され、メキシコからも37の大学と機関から専門家が集まり交流を実施しました。
第3回日墨学長会議進出している、ならびに進出を検討している日系企業にメッセージをお願いします。
2018年はNAFTAの再交渉や大統領選などの重要な行事があり、そのなりゆきは未だ不透明です。他方、この国は若い人口が多く、GDPも大きくマクロ経済政策も安定した国です。長い目で見た経済活動をお願いしたいと考えています。治安面については、引き続き大使館、レオン総領事館が一緒になって、メキシコ政府と連動し治安情報の発信ならびに改善に努めていきます。大使館のページもぜひご覧になってください。