皆さんこんにちは!amiga編集部のRisakoです。今回デング熱についてお話を伺ったのはコスモスファミリークリニックの田畑さんです。田畑さんは、3月にオープンしたレオン初となる日本人経営の病院である当クリニックにて医療通訳を担当されています。田畑さん、宜しくお願いします!
田畑さん:amiga読者の皆さん、初めまして!コスモスファミリークリニックの田畑です。メキシコで生活している方や、これからメキシコへ渡航予定のある方にとって、デング熱の知識を持っておくことは大変重要です。そんな方々のため、デング熱に関する基礎知識、予防方法など何でもお答えします。
Risako:それでは早速、デング熱に関する質問をしていきます!
Q.デング熱を発症するとどのような症状が現れるのですか?
感染してから3〜7日間体内に潜伏し、発症した場合40度近い高熱が出ます。他にも頭痛、筋肉痛、目の充血等の症状が現れます。しかし感染しても発症しない、つまり症状の出ないケースが全体の約80%を占め、発症しても適切な処置があれば1週間程度で回復します。
Risako:感染しても発症しないケースがあるなんて初めて知って驚きです!しかも、発症しないケースが80%も占めるのですね。
田畑さん:はい、実はそうなんです。しかし、疲れなどで免疫力が低下している場合出血熱を併発し重篤化してしまうことがあります。普段から免疫力の維持に心がけ、もしいずれかの症状が現れた場合はすぐに医療機関に掛かるようにして下さい。
Q.デング熱の感染源は何ですか?
デング熱のウイルスを持ったネッタイシマカ、ヒトスジシマカという2種類の蚊に刺されることで感染します。ネッタイシマカは脚に白い点があり、ヒトスジシマカは体が白と黒の縞模様になっているのが特徴です。
Risako:人から人に感染することはないのでしょうか?
田畑さん:はい、デング熱の感染源は蚊の媒介によるもので、人から人に感染することはありません。したがって、もし周囲でデング熱を発症した方がいてもその患者さんを隔離する必要はありません。
Risako:なるほど。ではもし家族が感染した場合でも、そばで看病することができるので安心ですね!
Q.メキシコではどの時期に流行するのですか?
蚊は湿気と暖かいところが大好きなので、雨が降り始め気温が上がってくる5月から6月頃に流行します。
Risako:では、ちょうど今の時期から流行り始めるのですね!確かに最近蚊に刺される回数が増えたような気がします・・・!
Q.感染を予防するためには何に気を付ければ良いですか?
感染源となる蚊は、水のあるところや草地に集まる習性がありますので、そういったところにはなるべく近づかないようにし、蚊が集まりにくくするためにお庭の芝生も短くしておくと良いですね。また夏場は肌の露出が多くなりますが、感染予防のためにもこの時期は肌の露出を控え虫除けや蚊帳を使用することをおすすめします。
Risako:小さな心がけが感染予防への第一歩なのですね。
Q.もし感染してしまった場合の対処法を教えてください。
何よりもまず医療機関に相談してください。熱や頭痛があるからといって、ご自身の判断で市販薬や以前処方された薬を飲むことは危険です。適切に処方された薬を飲み、しっかりと水分補給・休息するようにして下さいね。
Risako:高熱が出たらまずは病院にかかるのが一番なのですね。ところで、こちらのコスモスファミリークリニックさんでもデング熱は診て頂けるのですか?
田畑さん:はい。もちろんデング熱にも対応しています。当院では迅速検査キットを使用しており、10分ほどでデング熱の陽性・陰性の診断ができます。私を含め常勤の通訳が医師とのコミュニケーションをサポートいたしますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください!病院のアクセスや診療時間などの詳細はこちらの記事をご参照ください。
当クリニック案内記事はこちらRisako:写真左側はコスモスファミリークリニックのドクターLupita(ルピタ)さんです。田畑さん、お答え頂きどうもありがとうございました!
まとめ
よくニュースで耳にしていたデング熱ですが、今回伺ったお話は知らない知識ばかりでした。海外で生活するにあたって日々の体調管理は必要不可欠ですが、気温が上がるこの季節、デング熱には特に注意しましょう!もし感染してしまった場合は出来るだけ早く病院へ行くことが重要です。今回お話を伺ったコスモスファミリークリニックでは通訳同伴の下安心して診察を受けることができます。もしかしてデング熱かも?と感じた時はまずは診療を受けると良いでしょう。当クリニックではLINEアカウントでの予約を受け付けていますので、もしもの時のために友達追加しておくことをおススメします!LINE友達追加は下記のボタンリンクからどうぞ!
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