メキシコは実は発明大国?
こんにちは、amiga編集部のこぐちくんです。
未だに麻薬やギャング、発展途上国のイメージが根強いメキシコ。
でもそんなメキシコが、実は皆さんが当たり前のように使っているものを数多く生み出した、「発明大国」であることをご存知でしたか?ということで今回はメキシコの(意外で)偉大な発明品を3つご紹介します!
発明その①シーザーサラダ
まずはシーザーサラダ!ローマ皇帝のシーザー(カエサル)から来ているイメージがあるかもしれませんが、実はメキシコ北部の町、ティフアナで発明された料理なんです。
1924年、アメリカとの国境にあるティフアナでは当時から多くのアメリカ人が出入りをしていました。そこで料理屋を営んでいたのが、イタリア系アメリカ人のシーザー・カルディーニ(Caesar Cardini)。7月4日のアメリカ独立記念日、彼のお店に多くのお客さんが押し寄せ、お店の食材が底を尽きてしまいます。困ったシーザーが冷蔵庫を覗くと、そこに残っていたのがレタス、パン、チーズと卵とウスターソース。とにかく何かを作らなければならないという事で、シーザーさんが急遽作ったものがシーザーサラダだったのです。これがお客さんに大好評!当時はハリウッド関係者など、強い影響力を持つ人々がティフアナを訪れていたこともあり、シーザーさんのサラダはまたたく間に世界に広まっていったのです。つまり、世界中で愛されているシーザーサラダは元々メキシコで「ありあわせのサラダ」として生まれたのです!
参考URL発明その②カラーテレビ
次の発明品はカラーテレビ!実は世界初のカラー放送を発明したのはメキシコ人技師、Guillermo Gozález Camarena(ギジェルモ・ゴンザレス・カマレナ)だと言われています。1917年、グアダラハラに生まれた彼は子供の頃から自分のおもちゃを発明したり、ゴミ捨て場の機械を修理したりと生まれながらの発明家でした。そんな彼が1939年に発明したのが、「テレビ用クロムスコープ・アダプター」。この機械はカメラとテレビに取り付けることでカラー映像を実現する画期的な物で、世界初のカラー放送の礎となりました。しかもこの時ギジェルモさんはまだ17歳!まさにメキシコが誇る天才発明家なのです。
ちなみにカラーテレビがメキシコで発明されたという話は多くのメキシコ人が誇りに持っていて、メキシコに行くと多くの人がそれを誇らしげにお話します。
発明その③キッザニア
最後の発明品はキッザニア!日本では豊洲のららぽーとにあるものが最も有名で、子供が様々な仕事を遊びながら体験できる「就職体験型テーマパーク」として知られています。日本のメディアで頻繁に紹介されるため何かと日本のイメージが強いキッザニアですが、実は一号店は1999年、メキシコシティにできているのです。
ちなみに面白いのが体験できる職業。MASECAがスポンサーする「トルティーヤ屋さん体験」や、メキシコの一大デパートチェーンLiverpoolがスポンサーする「デパート運営体験」など。メキシコならではの職業体験も数多くあるのです。
参考URL意外な発明大国メキシコ
いかがだったでしょうか。世界に愛されるサラダから画期的なテーマパークまで、実はメキシコは様々なモノの発祥の地なのです!もちろん今回ご紹介したのは、メキシコが発明した数々のモノのごく一部。この記事を通して、少しでも多くの人がメキシコを見直すきっかけになればとても嬉しく思います。