2019/05/06

メキシコのスペイン語第3弾!これでメキシコ人との距離がぐっと縮まる!

メキシコでは親しい人と話す時にはしばしばスラングが使われます。ビジネスの場や目上の方と話す時には不適切な表現も多いですが…メキシコ人と親しくなるには覚えておいて損はありません!

まずは挨拶から!

親しい間柄のメキシコ人が出会ってはじめに使う表現が「¿Qué onda?」(ケ・オンダ)です。英語でいう「What's up」で、調子はどうだい?と尋ねる表現です。相手が調子が悪そうな時や、急にびっくりしたような声を出した時などに使う、「どうしたの?」と言う意味としても使う事ができます。

また、最後に「Guey」(慣用的にWeyとも記述され、ウェイと発音する)をつければよりメキシコ人らしく聞こえます。意味は「お前、やつ」という単語なので、女性が使うことはおすすめできませんが、メキシコ人の中には女性でも使用している人が少なからずいます。

より砕けた表現として「¿Qué pedo?」(ケ・ペド)とも言う事ができますが、かなり下品な表現ですので、使う場所や相手には気をつけてください。

No を使った表現!

続いてNoという否定の言葉を使った表現を紹介します。

まずは「¡No manches!」(ノ・マンチェス)です。「おいおい、まじかよ」と言ったような表現で、相手がきつい冗談を言った時はもちろん、信じられない事が起こった時にも使う事ができます。似たような表現に「¡No inventes!」(ノ・インベンテス)がありこちらも、「ありえない!」と言いたい時などに使用します。

続いて、問題ないよと言う意味でよく使われるのが「No hay bronca」(ノ・アイ・ブロンカ)です。Broncaとはそもそも上司などが部下を「強く叱ること」、口語的には「口喧嘩」などを意味しますが、メキシコでは転じて「厄介ごと」を意味するようになりました。ここで使われているNo hayとは「~がない」を意味する表現なので「厄介ごとがない」、すなわち「問題ない」という意味になります。

pocoが変わった意味に変化する?

スペイン語が少しわかる方はpocoが英語のlittleにあたる言葉で、「poco a poco」で「少しずつ」を意味することはご存知かと思います。メキシコでは紛らわしいことにこの「poco a poco」に似た表現が別の意味で使われます。それが「A poco」(ア・ポコ)です。「本当に!?」を意味するこの表現は年配の方にも使用されることも多いです。下品な表現ではないため、女性の方でも気軽に使用することができます。

書くときには慣用的に「apoco」と繋げて記述されることも多く、単体での使用はもちろん、「¡Apoco, comes chile!」(本当!あなたチレが食べれるのね)というように他の表現と繋げて使うこともできます。

たくさんの

たくさんのを意味する表現としてメキシコでしばしば使われるのが「Un chingo de」(ウン・チンゴ・デ)です。メキシコを含むスペイン語圏の国で一般的に使われるのが「Un montón de」(ウン・モントン・デ)ですが、この表現は他の国でも使われる口語であるため、私たちが使用してもインパクトはありません。そこで今回紹介した「Un chingo de」を使用すると、大多数のメキシコ人が笑いながら「あなたはもうメキシコ人だ」と言ってくれます。

このように、ほかの表現が先に浮かんできたとしても、あえて「メキシコ風の表現」を使用すれば、メキシコ人との距離が一気に縮まり、場を盛り上げること間違いなしです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

メキシコでは親しい間柄では頻繁に使われるスラングですが、人を罵るために使われる場合には相当強烈な表現へと変化します。今回紹介したものは誰かを批判する為に使われる表現ではありません。しかしはじめに紹介した「ケ・ペド」は、後ろに「contigo」(コンティーゴ)という単語をつけてしまうと途端に相手を批判する表現になってしまいます。これは「お前頭大丈夫か?」という意味ですので注意が必要です。

以上のような注意点はありますが、メキシコ人と仲良くなる為にはスペイン語が話せる方も話せない方も今回紹介したようなメキシコで使用されるスラングを是非使ってみてください!

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著者情報

紹介文: メキシコ在住。メキシコという国を日本の皆さんにとって、より身近な国にすることが目標。

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