メキシコのプロ野球
メキシコのプロ野球リーグは「リーガ・メヒカーナ・デル・ベイスボール(Liga Mexicana del beisbol)」といいます。1925年に設立されたリーグで、毎年4月から9月にかけて試合が行われます。総チーム数は16チームで、南北で8チームずつ2つのグループに分けられてます。リーグ自体は全16チームの総当たり形式で進められますが、順位はグループごとに算出されます。その順位に応じてポイントが与えられ、16チーム中のポイント数TOP5のチームと、その他の11チーム中で最も勝率がよかった1チームの計6チームでトーナメント方式のプレーオフが開催されます。
レオンブラボーズ
そんなメキシコリーグで久保康友選手が所属するのはレオンブラボーズです。スペイン語では「ブラボーズ・デ・レオン(Bravos de León)」といいます。名前の通りレオンが本拠地のチームで、リーグの中では、南グループに属します。そんなレオンブラボーズの開幕戦に潜入してきました!
会場の雰囲気
試合会場はほぼ満員で、客席一面がブラボーズファンによって埋め尽くされていました。開幕先発投手に久保康友選手の起用が発表されていたこともあり、日本人の観客も非常に多かったです!昨年までは日本人の観客は1試合に1人程度だったということがウソかと感じられるほどでした。
飲食物の販売も多く、メキシコらしいコロナビールやミチェラーダ、テキーラもちろん、フランクフルトやポテトチップスなど様々なものが売られていました。また、久保選手効果か日本酒や枝豆などの日本のおつまみの販売も行われていました!
開幕試合結果
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 C H E
アグアスカリエンテ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 5 1
レオンブラボーズ 0 0 0 0 2 3 0 0 X 5 9 0
先発投手はもちろん、久保康友投手。均衡が崩れたのは5回の裏、レオンブラボーズの攻撃のときでした。この回に2本のホームランが入り客席は大盛り上がり!次の6回でも3点を加え最終5-1でブラボーズが勝利しました。久保投手は7回までを投げ3安打無失点の活躍でした。
地元メキシコ料理にも積極的に挑戦するなど、メキシコリーグに参加することへのモチベーションが高く「レベルの高いメキシコのリーグでプレーできることを嬉しく思う。チームの誰よりも勝ち星を挙げて、チームの勝利に貢献したい」と意気込みを語った久保選手は、開幕戦を見事に白星で飾りました。今後の試合での投球からも目が離せませんね!