実はメキシコ企業のキッザニア
「キッザニア」、皆さまはどのような印象をお持ちですか?キッザニアは子どもが憧れの仕事にチャレンジし、楽しみながら、実践的に社会の仕組みを学べる「子どもが主役の街」です。日本にも2か所に施設があるため、馴染み深いですよね。しかしキッザニアがメキシコの企業ということを知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は首都メキシコシティのCuicuilcoにあるキッザニアの施設を現地リポートします!
キッザニアの世界展開
キッザニアは、現在世界21カ国計28箇所に職業体験施設を展開しています。利用客数は実に年間約900万人!現在10箇所で建設も進行しています。アジア諸国だけでなく、アラブ首長国連邦やサウジアラビアといった中東諸国にもあり、世界展開を行っています。提供している職種やスポンサー企業は国ごとによって異なります。
施設のこだわり
キッザニアに入場した子供たちの目標は2つあります。1つ目は「仕事を行い給料をもらうこと」。2つ目は「稼いだお金を使う」こと。kidzos(キッゾース)と呼ばれる通貨が用いられ、仕事内容次第でもらえる金額や拘束時間が異なります。それぞれが自ら考えて仕事を選び、職業体験をすることで人間力が育まれ教育につながる仕組みになっています。
「子供が主役の街」に入るためには、まず空港のチェックインカウンターを再現した場所で、航空券とブレスレットを発行してもらい、入場します。施設内のカウンターや椅子などは全て低く設置されており、ブレスレットで子供たちの現在地も記録される仕組みとなっています。その他にも全ての扉は二重扉になっており、すきまを確保する事で子供が手を挟むことがないような設計になっています。
職業体験施設をご紹介!
キッザニアには街にある大半の機能が備わっています。施設内にはデパートがあり、kidzosを使って買い物や銀行に貯金することができます。スポンサー企業の大手スーパーマーケットチェーン「Wallmart」やスペイン語圏最大手テレビ局の「Televisa」で職業体験をすることができます。日系企業はヤマハや日産がありました。様々な業態・職種の職業体験ができ、子どもにとってかけがえのない経験になること間違いなしですね!
今後メキシコシティのキッザニアは日々変動するニーズに応える形で、宇宙飛行士や近年関心を集めているロボット工学関連の職業体験も可能にするために動いています。それと同時に通常一つの体験に対して30分前後の所要時間を18分に短縮し、1日により多くの職業を経験して満足度をさらに上げられるように調整を行っています。1997年から続くキッザニアがさらなる施設増加とサービス改善を図り、一層存在感を高めるグローバル企業となる事が予測できます。
日本とメキシコのキッザニアの比較
メキシコのキッザニアには基本的にメキシコの企業がスポンサーとなってるため、施設内にはメキシコ人の子供たちが見慣れた企業名が並んでいます。また各キッザニア施設オリギナルのスタンプを世界共通のパスポートに貼ることができます。広報担当の方によると、日本人の子どもは稼いだお金を貯金することが多い傾向にあるそうです。
キッザニア(ホームページ)世界のキッザニア(ホームページ)【amiga編集部からお知らせ】2020年2月メキシコ短期インターンシップを開催!
2月には弊社Encounter Japanが運営する短期インターンシップを開催します!
世界遺産であるグアナファトを舞台に、実際のビジネスの場でも行われる手法を用いて、ツアープランを企画立案していただきます。また、企画立案したツアープランを実際にH.I.S様に向けてプレゼンしていただきます。なんと!優勝したチームのプランは実際にツアープランとして採用されます!0→1を作るという貴重な経験が得られる上に企画力・プレゼン力を身につけることができるミッションとなっています。
後半は、メキシコシティにおいて、日系企業を訪問し座談会を開催!今回のキッザニアを含む、ANA、Canonに訪問し、メキシコでの業務内容、グローバルな環境で働くことの実態、活躍するために必要なスキルを伝授していただきます。キッザニアではメキシコの企業として、メキシコの未来やキッザニアの今後の展望、参加者のキャリアに関してなどもお話いただける貴重な機会となります。
【2月開催】首都メキシコシティと世界遺産グアナファトで学ぶ10日間インターンシップ!【2020年2月開催!】メキシコ短期インターンシップに参加する5つのメリット