
開校から2年!グアナファト日本人学校の日常に密着
今回取材させて頂いたのは、2019年4月にイラプアトに開校したグアナファト日本人学校。前回amiga編集部が取材させて頂いたのは2年前の2019年、8月の新校舎完成式典でした。今回は2年ぶりに新校舎に移設したグアナファト日本人学校にお邪魔しました。
新校舎完成式典の際の取材記事
グアナファト日本人学校では小学生から中学生までの総勢約50名の生徒が在籍しており、現在は対面授業とリモート授業を平行して行っています。日本の教育制度に合わせて基礎科目である算数、国語、理科や社会などの授業を行っており、校内には日本の学校同様
・音楽室
・体育館
・理科室
・家庭科室
・図書館
・コンピュータ室
・図工室
などが設備されています。
朝の会や昼休み、帰りの会などの日本の教育文化が取り入れられ、チャイムも日本と同じ音の物が使われていてます。

保護者の方必見!安全対策が徹底された校内
「子供を日本人学校に通わせたいけど、治安面が心配、、」とお悩みの保護者の皆さん!
今回はそんなお悩みを解決すべく、グアナファト日本人学校の安全対策にも注目しました。
校内には10台以上の監視カメラが設置されており、警備員と警察官が門の前で24時間体制で警備をしています。また、入校時には門の前で身元確認が行われるなど、治安が懸念されるメキシコで、大切な子供さんを学校に預ける保護者の方々にとって安心な数々の対策が徹底されています。

*子供たちを守る監視カメラと高い柵によって校庭が囲まれていました。

*学校の入口には、警備員と警察官が待機。
保護者も授業に参加できる?!活気的な授業の取り組み
今回は実際の授業の様子も取材させて頂いたのでご紹介致します。
【理科の授業】
まずはじめに、拝藤教頭先生によって行われている理科の授業にお邪魔しました。
理科の時間では理科室に設備された様々な実験器具を使用し、日々授業が行われています。

*理科の実験の一環で育てているひまわり。

*校庭で理科の実験を行う児童生徒さんの様子。
【国語の授業】

小学二年生の国語の授業では、朗読劇を発表していました。またこの朗読劇ではクラス内での発表だけではなく、保護者の方にも向けてオンラインでの配信が行われていました。画面を通して保護者の方もオンラインで授業に参加できるという、今ならではの活気的な取り組みが導入されています。児童生徒の授業の様子を保護者の方も一緒に近くで感じられるのはグアナファト日本人学校独自の特徴です。
【図工の授業】

図工室では小学生の児童生徒が絵具などで作品を制作していました。自宅からオンラインで授業に参加している児童生徒も画面を通して一緒に図工している様子が画期的でした。

*児童生徒さんの図工の作品。
感染対策にも配慮した授業体制
リモート授業と平行して対面授業を行っているグアナファト日本人学校は感染対策も万全に行っています。
まず、登校する際の門での消毒・検温、そして教室に着いてから、各授業後、帰りの会と一日の流れの中で消毒・検温が何度も行われています。
そして、一番児童生徒数が多い小学二年生のクラスは教室規模が大きい音楽室や体育館の一部を教室として使用するなど、様々な工夫がされています。

校内移動の際も1.8メートルのソーシャル・ディスタンスを取るために廊下には目盛りが貼られ、感染対策が徹底されています。
また、万が一感染者が校内で出てしまった場合に備え、校舎2階の倉庫を保護者を待つまでの待機室とするなど万全な準備が整えられています。

*各教室の入口に置いてある消毒液
コロナ禍ならではの授業スタイルーリモートと対面の混合ー
昨年1年間はオンライン授業を行っていたグアナファト日本人学校。現在は対面授業と平行してリモート授業を行っている為、各教室にはiPadが設備されており、zoomを使用して授業の中継を行っています。ただ中継するだけでなく、自宅から授業を受けている生徒に対しても質問を投げたり、一緒に工作をするなど全員参加型の授業体制を導入しています。

まとめ
今回は、コロナ禍でも対面授業を再開し活気づいているグアナファト日本人学校の授業体制と児童生徒さんの様子をお伝えしました!第2弾グアナファト日本人学校潜入記事は、実際に通っている児童生徒さんや先生方へのインタビューをお届けします。今後も要チェックです!