2016/07/12

メキシコ現地の不動産屋に聞く!安全な家選びと防犯対策5ポイント

今回は恐らく駐在員の皆様が一番気になる『家を選ぶ』をテーマに書いていきたいと思います。

※この記事は不動産グループREDAC MEXICOに執筆いただいた原稿を編集しています。

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安全な家...つまり「狙われにくい家」を作る

恐らく皆さんが最重要視されるポイントは「安全」だと思います。家を紹介している身でこのようなことを言うのは身も蓋もないかもしれませんが、メキシコに「絶対安全」な場所はございません。しかし防犯処置を重ねていくことで「狙われにくい家」を作ることは可能です。

住宅をターゲットにする犯罪者の大半は空き巣、あるいは強盗です。そして犯罪者が嫌がるのは「犯罪行為に時間がかかること」ですので、

「この家を狙ったら時間がかかりそうだと思わせること」

が防犯でも大いに役立ちます。

犯罪行為に時間がかかる家の5つの特徴

では、「時間がかかりそうな家」とはどういった家でしょうか。具体的に以下の5つの特徴が挙げられます。

✔中の様子がわかりにくくなっている。

✔玄関のドアに2つ以上の施錠が付いている。(そのうち最低一つはピッキング防止タイプであることが好ましい)

✔外部からのアクセスが簡単ではない作りになっている。(アパートの場合は高層階。タウンハウス等戸建ては塀やフェンスが2.5メートル程度以上になっていること。塀の上には有刺鉄線などを付けることが好ましい)

✔窓に格子が付いている。(特に戸建ての場合。せめて1階部分だけでも)

✔セキュリティアラームが付いている。

防犯対策は自分で!大家との交渉も忘れずに!

その他にも、隣家が長らく空き家の場合は隣家から侵入してくる可能性もあるため、「隣は家だから大丈夫」とは思わず周りの様子を見て対策を取るようにしてみてください。

またこれらの設備は事前に付いていない場合も多いです。大家さんと交渉しても「このエリアは安全だから」と取り繕ってくれないこともあります。

こうした対応はあくまでも自分の身を守るためですので、大家さんにばかり頼らず自分で行ったほうがよいかもしれません。

また、こうした改装は大家さんに断らずに行うと、退去時に補修のトラブルになる可能性がありますので、必ず契約前に設置できる物件かどうか確認することをお勧めいたします。

警備員がいる住宅エリアでも油断禁物!

またまた脅かすわけではありませんが、警備員がいる住宅エリアだからと言って全く安心出来るわけではありません。実際にそうしたエリアで空き巣被害もありますし、メキシコでは有名人や富裕層の家に『引っ越し』と称して留守中に入り込み、家の中の物を全部きれいに持っていく詐欺窃盗も頻発しています。

きちんとしている住宅エリアでは本人からの引っ越し申請がない限りはトラック等の入構を制限しているところもありますが、警備員を脅迫して強行に窃盗を行うことも少なくありません。

そのためにも必ず住宅そのものの状況を見て、自衛策が必要な場合は不動産屋さん、大家さんと相談してみてください。

まとめ

犯罪を未然に防ぐためには、とにかく「狙われにくい家」に住むことです。

ここメキシコでは、「自分の身は自分で守る」ぐらいの気持ちでいる方がいいかもしれませんね。

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