メキシコサッカーはアグレッシブ。主張しないと飲まれてしまう
サッカーは、幼稚園年中の時にクーバーコーチングから始めました。クーバーでの自分のコーチであり、父の社会人チームに所属していた方が、メキシコにコネクションを持っていたことがきっかけで、メキシコに3週間サッカー留学をすることになりました。留学というより「修行」という方が近いかもしれません。
私がいたのは、3部チームのPromodepと4部チームのAtletico Israelでした。メキシコのトップレベルというわけではありませんでしたが、実際にメキシコ人とプレーしてみて驚いたことがありました。
日本人とメキシコ人は両方とも小柄な体格で、あまり変わりがないのですが、最も大きな違いは、判断の早さとアグレッシブさです。︎メキシコ人はどこからでもシュート狙ってくるので、圧倒されました。
おそらくメキシコ人は自分に自信を持っている人が多いので、次にどんなプレーをするべきかを自分で判断できるんだと思います。日本人はその点、他にも良い方法を探す癖があるのかもしれません。
反対に日本人のプレーの良いところにも気づくきっかけがありました。日本人は気遣いができて、一つ一つが丁寧です。だからこそカバーリングであったり、色んなところで連携が取りやすいと思います。
周りの選手がアグレッシブだと、サッカーのプレー中は自分も主張しないと飲まれてしまいます。自分の意見をしっかり言うことは、それ以来特に意識して日本でも続けました!
プレーを離れると、メキシコ人はみんな明るく人に優しいです。たまにずる賢いやつもいますが、日本人とはコミュニケーション能力が天と地の差だと思いました。笑 初めての練習でも、見ず知らずのアジア人である私と仲良くしてくれたり、水筒の水をくれたり、サッカーのトレーニングでも私生活でも、優しさがありがたかったことが印象に残っています。
優しくて自然豊かなメキシコ!オアハカでの体験は忘れられない
基本メキシコでの生活は、サッカーとたまに観光の毎日でした。着いてから最初の5日くらいは、メキシコに行くきっかけになったコーチと高級ホテルに泊まり、それからは日本好きのメキシコ人家族の家に1人でホームステイをしました。ホームステイ先の家族に最初は気を遣っていたのですが、お互いに欲しいものや、して欲しいことを言うことで、気持ちが楽に、かつ楽しく過ごすことができて、ここでも主張の大事さを理解しました。
毎日が新鮮で全て印象深かったのですが、特にオアハカへの旅行は楽しかったです。ホームステイ先のパパの実家がオアハカにあり、1泊2日でオアハカに行きました。写真は人工の川で遊んだ時の写真です。ホームステイ先のお兄ちゃんとずっと泳いで、大自然を満喫しました。
言葉の壁については、僕は中学英語レベルでしたが、スペイン語しか話せない子もいますが、英語を話せるメキシコの友達と一緒にいれば困ることはなかったので、あまり心配することはないと思います!
それよりもメキシコで苦労したことは、時差とトイレと風呂ですね。基本トイレは紙を流せないし、風呂はシャワーしか付いてないことが多くて、僕には少し辛かったです…。
それでも、メキシコでの留学はおすすめです。危ないところに行かなければ死の危険はないと思いますし、とにかく毎日が楽しく新鮮でした。ただ、春でもかなり日差しが暑かったので、紫外線には気をつけてください!