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日本人オーナーの絶品ラーメン店「POKI」の裏側に迫る!

メキシコ、グアナファト唯一のラーメン店「POKI」での挑戦。野菜やスーパーフードを中心に使った人気惣菜店を2店舗経営する日本人オーナーのお二人やPOKIで働くメキシコ人の思い、POKIの魅力とは。

オーナーの青柳正則さんと津波古創平さん

メキシコに「恩返し」がしたい 

なぜラーメン店をオープンしようと思ったのですか?

青柳さん:うーん、そうですね…色々と理由があるので1つを選ぶのは難しいなぁ…でも一番大きな理由としては、創平くん(津波古さん)が、「メキシコ人だけにレストランを運営してもらいたい」って思いを打ち明けてくれたことがあって、僕はその時に彼の思いにとても動かされたんです。それ以来、お惣菜レストランをやりながら、2人でその思いを持ち続けていたことがラーメン店をオープンしたきっかけになっていると思います。

そうなんですね。そういった想いを持たれている理由を教えていただけますか?

青柳さん:メキシコに住んでいて、メキシコでレストランを経営している僕たちだからこそ、ここにいるメキシコ人に対して何か「恩返し」のようなものをやりたいと思っているんです。その中で、彼らの満足いく環境での雇用を増やしていくのが僕たちのやるべきことなんじゃないのかと。ですが、現在2店舗あるレストランでは定期的に作るお惣菜を変えたり、僕たちが味をみながら作っているので、日本人が一切関わらず今あるお惣菜レストランを運営するというのは考えにくかったんです。

そこでラーメン店を開くことにしたんですか?

青柳さん:そうですね。実は、お惣菜レストランのお客さんには4年ほど前からずっとラーメンをやってほしいと言われてたんですよ。でも、僕はグアナファトの標高やオペレーションの関係からラーメン店は難しいだろうと思っていたので、「無理ですよ~」と断り続けていました(笑)。そんな中、本当に熱心な方からラーメンの麺やスープのサンプルをいただき、自分でもラーメンを作ってみたんです。試作をする中で、ラーメンはしっかりと分量を守って作らなければならないとわかり、その分量通りに作れば美味しくなるということにも気づいたときに、創平君が言っていた「メキシコ人だけで運営できる」お店になれるのではないかと思い、本格的にラーメン店を開店する準備に取り掛かりました。

メキシコで求められるラーメンとは

メニューの開発で苦労されたことはありますか?

青柳さん:やっぱりラーメンの味ですね。自分がラーメンをほぼ食べたことがなかったので、自分の中でどうやって「美味しいラーメンの味」をイメージするかが大変でした。

青柳さんは普段ラーメンを食べられないんですか?

青柳さん:そうなんです(笑) だから、メキシコ国内に限らず、アメリカやカナダに行って様々な種類のラーメンを食べました。そうして、僕も「美味しいラーメンの味」というものが少しずつわかるようになりましたね。

アメリカやカナダのラーメンとメキシコで作るラーメンでは味もまた違ってきますか?

青柳さん:違いますね。特に苦労したのが、あくまでも日本人が満足できる味のレベルを保ちながらも、メインターゲットであるメキシコ人の好みの味を作ることでした。基本的なラーメンの味はしっかりと日本人の味覚ベースで作り、それをメキシコ人の嗜好を考えながら改良するしていきました。例えば、メキシコ人は豚の匂いが好きではないので、豚骨ラーメンはできるだけ臭みを取り除いたり、醤油ラーメンに関してはメキシコ人は醤油味を一口目でガツンと感じたいだろうと思い、醤油感を強めにしているんです。

POKIに抱く想い

お店を経営する中で大切にしていることがありましたら教えていただけますか?

津波古さん:そうですね、のりさん(青柳さん)の話にも出てきたと思いますが、僕はずっとメキシコ人だけで運営できるレストランを作りたいと思っていました。POKIはその思いが形になったお店なんです。なので、特にPOKIに関しては「メキシコ人だけでの運営」を大切にしているので、僕がスタッフたちに指示を出すことはほとんどないようにしています。

そうなんですね。現在お惣菜レストランを2店舗とPOKIを経営していますよね。野菜中心のお惣菜とラーメンって両極端の料理のように感じるのですが、何か共通のコンセプトのようなものはあるんですか?

津波古さん:僕たちはレストランを経営するにあたって、地域の人々にとって身近な存在になりたいという思いがあります。なので、お惣菜レストランでもPOKIでも、日本人向けというよりは、ローカルなメキシコ人をターゲットにしているので、そういった人たちにとって美味しいと思ってもらえるものを提供できるよう常に意識しています。

最後にamiga読者に一言お願いします。

津波古さん:ぜひPOKIのラーメンを食べにお越しください!日本人の方に食べてもらって美味しくないものは出していないつもりです。僕たちが納得してご提供させてもらっているものを日本人の方にも食べて欲しいですね。

青柳さん:でもあんまりハードルを上げすぎないで来て欲しいです(笑)今後もっと美味しくなっていく予定なので、POKIの成長を見守っていただけたら嬉しいです。

POKIで働くということ

スーパーバイザーのジャナタンさんと店長のターニャさん

POKIは今までの職場とは違うと語るお二人。今まではどこで働いていても、シフトの時間だけ働くという意識で働いていたそうですが、POKIでは責任のある仕事を任され、やりがいを感じているそうです。青柳さんや津波古さんはお父さんのような存在で、仕事だけじゃなく、生活や自分たちの思いまで大切にしてくれているそうで、お二人にとても感謝しているようでした。POKIの魅力は美味しいラーメンだけではなく、そこで働く方々の温かさでもあるんですね♪

「POKI」の本格ラーメン

POKIでは3種類のスープ、大きさ(大、小)、トッピング(チャーシューまたはエビ)を選んで注文します!それでは、気になるメニューをご紹介します♪

1.TOKYO SHOYU

TOKYO SHOYU/Chico/Camarón

王道の醤油ラーメン!鶏ベースのTOKYO SYOYU は3種類のスープの中で最もさっぱりとしていながらも、際立つ醤油の味の存在感。醤油味のスープに、にんにくの香りとみじん切りの玉ねぎがアクセントになっていて、飽きなくスープまで飲み干してしまいます♪ 細めんとスープがよく絡み、相性抜群ですよ!

2.HAKATA BLANCO

HAKATA BLANCO/Chico/Chasyu

豚肉の香りが苦手なメキシコ人のためにスープのベースには鶏ガラを使い、豚骨スープ独特の臭みを除いたり、トッピングにはメキシコのお菓子「チチャロン(Chicharrón)」が乗っていたりと、メキシコ人目線で考え抜かれた豚骨ラーメンです!臭みを除き旨味を残した優しい味の HAKATA BLANCO は女性でもペロッと食べれる一杯です。豚骨ラーメンが苦手な方にも自信をもっておすすめします♪

3.SAPPORO MISO BATA

SAPPORO MISO BATA/Chico/Chasyu

私の周りでは圧倒的にファンが多い SAPPORO MISO BATA。濃厚な味噌スープが、弾力がありもちもちした中太のちぢれ麺に絡まり食欲をそそります。食べ進めていくうちに、トッピングのバターが溶けてまろやかになっていく味の変化も楽しめますよ♪

店舗情報

住所:36090 Guanajuato Paseo de la Presa de la Olla

電話番号:01 473 740 2017

営業時間:月曜日 定休日

     火曜日~土曜日 13:00~20:00

     日曜日 13:00~18:00

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