【青年海外協力隊】メキシコでの挑戦~環境教育を通して自然保護区を守る~

国際協力機構(JICA)が実施するボランティア事業のひとつ「海外協力隊」。メキシコのユカタン州セレストゥン市で環境保護教育を通して自然保護区を守るために活動している日本人がいます。今回は青年海外協力隊としてメキシコに派遣されている鈴木さんの活動に迫ります!

略歴

名前:鈴木 広樹(すずき ひろき)

所属先:ユカタン州セレストゥン市 国家自然保護区委員会勤務 

専門:環境保護教育

活動期間:2019年4月~ 

出生年:1991年生まれ

出身:高知県高知市

青年海外協力隊に参加したきっかけは?

中学時代にメキシコに住んでいた経験があり、修学旅行でセレストゥン市を訪れた際に豊かな自然やマングローブを見てとても感動し、強く印象に残りました。

父親がJICA関係の仕事をしていたこともあり、活動内容や求人情報を見ているうちに、青年海外協力隊に興味を持つようになりました。また渡墨前に高知県の建築コンサルタント企業で自然環境調査課に属し、自然や環境の調査・研究を行っていた経験を青年海外協力隊で生かせると思いました。そして偶然レストゥン市での環境教育関連の案件があり、応募することにしました。

青年海外協力隊として取り組んでいる活動内容を教えてください。

ユカタン州セレストゥン市で小学生や中学生に自然や環境に関する授業(環境保護教育)を行っています。市の環境問題は深刻にも関わらず、自然に関する知識や興味がない子どもたちが多くいます。セレストゥン市の環境問題は深刻です。例えばごみ問題。マングローブ林にごみが引っかかり、それを動物が間違えて食べて、生態系に悪影響を与えます。また重要な観光資源の景観悪化にも繋がります。このように自然環境といっても、観光や健康など多方面に影響を与えます。児童にセレストゥン市の自然が世界的に重要でこれから守っていく必要があるということを伝え、理解してもらうことが目標です。

セレストゥン市の活動環境を教えてください。

セレストゥン市にはラムサール条約で国際的に重要な湿地として認定されている自然保護区があります。セレストゥン市の自然保護区には、雄大なマングローブ林が広がっています。また海ガメやフラミンゴ、渡り鳥が多くいるため国内外から多くの観光客が訪れます。豊かな自然環境が残っている場所での活動は魅力的ですが、真夏は体感温度45度もあり厳しい環境です。事務所が海の前にあるため、潮風で電化製品や車が使えなくなることもあります。またあまり予算がない部署なので、モニタリングや調査の際に十分な設備が揃わないことも度々起こり、日々試行錯誤を重ねています。

任期後は何をしたいですか?

国連大学へ進学し、環境保護に関して一から勉強しようと考えています。将来はメキシコでの活動で得た知識や経験を生かし、国連で自然環境を保護する条約やルール作りに関わっていきたいです。

JICA海外協力隊、コロナウイルス拡大で約2,000人が日本国内待機

新型コロナウイルスの感染拡大により、現在世界中のJICA海外協力隊の隊員約2,000人が日本に一時帰国しています。活動の再開は外務省の海外安全情報の危険度が下がることが前提。派遣先の医療体制や治安などを考慮して判断するとのことです。

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