メキシコにおける新型コロナウイルス感染状況
メキシコでは2021年6月以降、全国的に新型コロナウイルス感染の第3波が到来しています。8月23日〜9月5日の期間においてNuevo León, Tamaulipas, Colima, Guerrero, Puebla, Hidalgo, Tabascoの7州が新型コロナ警戒信号の内、赤信号に指定されました。
※新型コロナ警戒信号とは州ごとに緑、黄色、オレンジ、赤の4段階で分類される、警戒レベルのことです。
しかしながら、感染症学者のフランシスコ・モレノ(Francisco Moreno)医師が8月初めに発表した「第3波は8月中にピークに達し、その後減少する」という見通しのように、8月18日における28,953人の新規感染者数のピーク以降、少しずつですが減少が見られています。ワクチン接種が着々と進んでいることもあり、今後更なる新規感染者の減少が期待できるのではないでしょうか。
参考サイト1参考サイト2参考サイト318〜29歳へのワクチン接種がスタート!
18〜29歳の若者へのワクチン接種が全国的に開始しました。首都のメキシコシティでは、8月22日時点で、18歳以上の人口のうち89%(630万人)が1回目のワクチン接種を完了しており、47%(330万人)が必要回数の接種を終えています。
8月28日時点におけるメキシコ全体の合計ワクチン接種数は8,440万回で、その中でも必要回数のワクチン接種が完了した人数は3,350万人です。全人口における必要回数のワクチン接種が完了した人数の割合は26.3%となっています。
メキシコでは、メキシコ在住の外国籍の人もワクチン接種を行うことが可能です。7月に、メキシコ社会保障研究所(IMSS)の所長であるゾエ・ロブレド(Zoé Robledo)氏は「ワクチンは普遍的で、誰でも適用できる」と改めて保証しました。メキシコ政府は、7月28日(水)時点で2万5千人以上の外国人にワクチン接種を行ったと報告しています。
このように、メキシコに住んでいる、または一時的に滞在している日本人でもワクチン接種は可能です。メキシコでのワクチン接種をご希望の方は以下のリンクからご予約下さい。
【ワクチン接種の予約】参考サイト1参考サイト2もしメキシコ滞在中に新型コロナウイルスに感染したら…?
マスク着用やアルコール除菌、ソーシャルディスタンスを守るなど、感染対策を徹底することは非常に重要です。しかし、それと同時に感染リスクを完全にゼロにすることは困難です。万が一、メキシコ滞在中に息苦しさや倦怠感、高熱など新型コロナウイルスの疑いのある症状を発症した場合は新型コロナウイルス相談窓口(電話:800 0044 800 または 55 56 58 11 11)に相談してください。呼吸困難等の重い症状があり緊急の場合には、直ちに救急サービス(電話:911)に連絡してください。スペイン語での相談が困難な場合には,日本人医師による医療支援サービスも利用可能です。詳しい情報については在メキシコ日本大使館のホームページをご確認ください。
【在メキシコ大使館】「新型コロナウイルスに感染したかもしれない」と思った場合の対処マニュアル【在メキシコ大使館】PCR検査可能な病院施設等(メキシコ全国版)