2021/11/05

【対面授業再開】 ケレタロ補習校の1日に密着!学校づくりにかける先生の思いと輝く子供たち

メキシコ・ケレタロ州に位置するケレタロ補習校。1年以上にわたるオンライン授業を経て今年秋学期から晴れて対面授業を再開した学校の様子をレポートすべく取材にお邪魔しました。amiga編集部も昼休みや授業に参加し、子供たちの元気いっぱいな姿に一日密着しました!

コロナを経て1年ぶりに対面授業を再開

ケレタロを中心に、バヒオ地区全体の日本人コミュ二ティに更なる教育の機会を提供すべく開校したケレタロ補習授業校。現在、小学1年生から中学1年生までの総勢49名の児童生徒が所属する補習校の様子を取材すべく、学校にお邪魔させて頂きました。

本編では、1年間のオンライン授業を経て、オンラインと対面のハイブリッドで授業を繰り広げる学校を取材し、実際に授業を受けたり楽しく遊ぶ児童生徒さんの様子や生徒を一番に気遣う先生方にもインタビューしておりますのでご注目下さい!

ケレタロ補習校先生方にインタビュー

12:00 元気いっぱいの小学5年生の児童生徒さんとお昼ご飯

今回、amiga編集部はお昼の時間から取材を開始し、まず小学5年生の児童の皆さんのお昼休みにお邪魔しました!

広々とした校内で児童生徒さんは昼休みになると天気がいいときは外で皆とお昼ご飯を食べるそうです。

皆、お家の人が作ってくれたお弁当を持ち寄り芝生に広げて輪になりながら食べているところにamiga編集部も一緒に入れて頂きました。

小学5年生のクラスは、メキシコにきて3年目を迎える児童から渡墨して3週間とまだ日が短い児童までメキシコ滞在歴は様々ですが来たばっかりの転入生もすぐに解け込む溶け込むことができる温かい環境が整っていました。

なんと、中にはサンルイスポトシから片道2時間掛けて通う児童さんもいました。週に1回の補習校ですが、この日本人同士、母語で通じ合える場所がなんとも落ち着く空間なんだそうです。

13:00 全校生徒で鬼ごっこ!学年を超えた仲の良さ

お昼を食べ終えると、お弁当箱を教室に置き、児童さんは勢いよく校庭に向かいます。校庭前ではなんと中学部のお姉さん、お兄さんが待ってくれており、そこに小学部も合流しました。

この日は中学部の生徒さんや小学部高学年を筆頭に鬼ごっこをする様子。

学年や小中の枠組を超えた幅広い年代の児童生徒が参加する中、小学部低学年の児童さんが積極的に鬼に立候補し、ゲームが進んでいきました。

amiga編集部も久々の運動に息が上がりながらも、子供たちと一緒に懸命に逃げます。

ゲーム中、カメラを持って逃げる編集部に中学生の女の子が

「この子の写真撮って下さい!」と声を掛けられました。

中学生の女の子のすぐ隣には小学部低学年の女の子が連れ添っており、とても仲のいい様子。日本の学校では中々中学生と小学生が交流する機会はないのでこれぞ、補習校ならではの魅力を生で感じられた瞬間でした!

14:00 ハイブリッド授業!一体感のあるクラスづくり

昼休みの終わりを告げる鐘が鳴ると、みな一斉に教室へ向かいます。

amiga編集部も今回小学5年生の授業を見学させて頂きました!

教室に入ると、一人3つほどの机で島を作り授業に集中する児童さんの姿がそこにはありました。教室内は感染予防を意識し一定の間隔を保ちながら、机を設置しています。

普通の教室と違うのは、黒板にプロジェクターを設置することでオンラインで授業に参加している児童に対しても授業を行っている点です。ただしオンラインミーティングツールのGooglemeetを使用しているのは、教師とオンライン生だけではありません。対面で授業に参加している児童も、自宅からPCやiPadを持参しGooglemeetに入室して授業を受けていました。

なぜ対面授業生もGooglemeetに入室して授業をしているのか、中学部の責任者である安田哲雄先生に質問したところ、これは教室の一体感を児童全員に感じてもらうためだそうです。

オンラインで参加している児童さんが疎外感を感じないためにも、皆の顔がはっきり映るように全員Googlemeetに入室する工夫をしている様子。

「一緒に勉強している」という実感をオンライン生に持ってもらうことを大切にしているそうです。なんと、授業だけでなく朝一番の全校集会も児童生徒が全員Googlemeetに入り行うそうです。

こういった授業体制が一体感のあるクラスを作っているんですね!

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