今回の記事、vol.1ではこれがあればあなたの自炊生活も快適!【調理器具編】と題して、メキシコで自炊するのが楽しくなってしまう、実際の経験から自宅にあればとっても重宝する調理器具5つを選びました!
メキシコだけでなく、海外生活においてもっと自炊を楽しめるようになること間違いなしです。
是非!参考にしてみてください。
【その1 電気圧力鍋】
メキシコ生活も長くなると、沢山の方から
「どうやったらご飯が上手に炊けますか?」という質問をいただきます。
そう!メキシコでご飯を炊くのはちょっとしたコツがいるんですよね。その理由はずばり標高。
メキシコシティの標高は約2,200m、また日本人が多く集まるバヒオ地域の標高も約1,800〜約2,000mと日本と比べるととても高いです。標高が高くなると気圧が低くなるので、沸点が低くなります。そのせいで、普通にご飯を炊いてもなんだか芯が残ったり、ふっくらしなかったり。日本人の食事の楽しみである白いご飯がこれでは自炊欲も衰えてしまいますよね。
日本製の高性能厚釜の炊飯器を使うと美味しくご飯が炊けますが、日本から持ち込むには大変で、電圧の問題もあったり、1,800mを超える標高では圧力がかかるのにも限界がもあり完璧ではありません。
そんな私達にとても役に立つのが電気圧力鍋です!
圧力鍋を使うと標高が高くても気圧の変化に影響されることはなく上手に炊飯ができるのは聞いたことがある方も、実際に火にかけて圧力鍋を使いこなすのはどうしても慣れてないと怖いイメージがあるので敬遠しがちです。その点、電気圧力鍋は火加減の調節も、重りが飛んでしまう心配も要りません。操作も簡単で自炊初心者でもとても簡単にお米が美味しく炊けるんです!
ご飯の炊き方は炊飯器と同じ。洗米したお米と同量の水を入れ、蓋をしっかりセットしてボタンを押すだけ!炊飯器のように炊きあがりはピーっと知らせてくれるので焦がすこともなくご飯もふっくらもちもちに!メキシコ生活にはマストな調理器具と言っても過言ではないでしょう。
そして、電気圧力鍋のオススメポイントはご飯を炊くだけではありません。豚の角煮や牛すじなどの煮物も手軽に作ることができます!驚くくらい柔らかく仕上がるので「メキシコでトロトロの豚角煮なんて夢のまた夢」と諦めていた方は是非試してみてください。
電気圧力鍋があれば、メキシコでの自炊ライフが楽しくなるのは間違いなしです!
【その2 家庭用卓上フライヤー】
「揚げ物を食べたいけど、自炊すると油の温度や揚げ方が難しい。。。」
そんな方も多く、揚げ物は外食に頼ってしまうことがほとんどではないでしょうか?
そこでオススメなのが家庭用の卓上フライヤーです。
フライパンや鍋で油を使って料理するよりも圧倒的に安全ですし、特にお子様がいらっしゃるご家庭では危なくて敬遠されがちな揚げ物も家庭用卓上フライヤーがあれば本当に手軽に揚げ物が自炊できます。
フライヤーというと飲食店にある大きなものを想像されるかもしれませんが、写真のように小さなサイズの家庭用卓上フライヤーはメキシコ国内のLiverpoolや大手スーパー、またアマゾンなどのECショップでも販売されています。
メキシコ渡航予定者必見! 渡航前に知っておきたいメキシコのこと「オンライン通販・ネットショップ編」1.5リットル容量のサイズが手軽でとても便利です。
1台あれば、いままで外食で食べていた唐揚げや天ぷらも自炊できてしまうので一度手にしたら手放せなくなってしまいます。
【その3 ヨーグルトメーカー】
メキシコのヨーグルトは美味しいですよね!
その美味しいヨーグルトを自宅で手作りしてみませんか? 日本でも最近はヨーグルトメーカーを使って手作りされる方が増えてきていますが、メキシコでも手作りヨーグルトがブームです!機械の仕様や見た目は日本のものと違いますが、作り方は同じでとっても簡単。市販の牛乳に市販のヨーグルトを加えてヨーグルトメーカーに任せておけばOK!寝る前にセットしておけば、翌朝には出来ているのが最高です。
「忙しい朝はゆっくり自炊なんて。。」
そんな方には絶対オススメです!
自家製のヨーグルトにメキシコの美味しいフルーツをカットして、グラノーラを加えるだけでヘルシーな朝ごはんの出来上がり。QOLが上がりますね!
そして、筆者がヨーグルトメーカーをオススメする理由はもう一つあります。
メキシコでは高級品(?)の納豆を自宅で簡単に作ることもできるのです。
自宅で納豆を作るには、大豆を茹でて納豆菌を加えて、発泡スチロールなどで保温と、
面倒で温度管理が難しく失敗することも多いですが、温度を自動で管理してくれるヨーグルトメーカーを使えば超簡単!
茹でた大豆に市販の納豆を加えてセットするだけで糸がちゃんと引く納豆が完成します。
前述の電気圧力鍋で炊いたご飯に自家製の納豆、それにお味噌汁があれば至福の食卓の完成ですね。
【その4 ミキサー】
日本の家庭ではあまり料理に使うイメージはないかもしれませんが、メキシコの家庭では一家に一台は当たり前にあるミキサーは海外での自炊にはとても便利です。
いくら日本人といっても毎日日本食では飽きてしまいますし、なにかと大変ですよね。
週に1度はメキシコ料理にチャレンジしてみませんか?
トマト、玉ねぎ、にんにく、パクチーやお好みのチレをミキサーに入れて混ぜるだけで簡単なメキシカンサルサが作れます。
ミキサーがあると料理の幅が広がりますので、自炊レベルがUPしますね!
【その5 コマル】
こちらもメキシコの家庭には一家に一枚(以上)あるというコマル。
トルティーヤを温めるために使われるのを見たことがある方が多いのでは?
お腹が減ったけど外食する気力もないし、手軽に食べれるものを作りたいそんなときはコマルがあれば超便利!トルティーヤにチーズを挟んでコマルで焼けばケサディーヤが出来ますし、トーストだって焼けちゃう優れものでオススメです。
家庭で出来る「簡単!」メキシコ料理レシピ ケサディージャおにぎりをコマルで焼いて醤油や味噌を塗って焼きおにぎりを作ったり、茄子やサボテンをコマルで焼いて生姜と醤油を加えれば香ばしい和風の一品が出来上がります。
コマルはスーパーやメルカド(市場)で購入することができるのでメキシコの自炊生活に役立ててみてはいかがですか?
【まとめ】
今回は自炊の極意として、メキシコでの料理が楽しくなる調理器具を紹介しました。食の宝庫のメキシコでは外食も魅力的ですが、自炊が楽しくなるとメキシコ生活のクオリティもぐっとあがりますよね。是非、メキシコの美味しい食材を使って自炊を楽しんでください!
次回は、自炊の極意【心構え編】でメキシコだけでなく海外で自炊をするうえでのちょっとしたヒントをご紹介します!