前回のvol.1【調理器具編】は、メキシコ自炊をする上で家庭にあれば便利で自炊意欲が増すアイテムを紹介しました。今回はメキシコや海外で生活していく日々の中で自炊が苦にならず、家で楽しく料理を続けていける極意としてvol.2【心構え編】を記事にしました。

メキシコだけでなく、海外生活において自炊が楽しくなる極意5つです。是非、参考にしてみてください。

【その1　Simple is the BEST シンプルが一番！】

自炊というと、どうしても気負ったり、「何か自分で作らなきゃ」と義務感にさいなまれることはないでしょうか？　一人暮らしの方やお仕事で外食が多くなってしまう方も、自身の健康や経済的な面でも自炊をする方が良いのはわかっているけれど、なかなか時間も気力もなかったり、何を作るかわからないと考えるうちに自炊に対して苦手意識ができてしまうかもしれません。

また、料理好きであればあるほど今度は逆に凝りすぎて、あれもこれもと頑張ってみたり、日本で料理するように上手くいかなくて疲れてしまったりと、日本とは環境の違うメキシコや海外で自炊を始めてみること、継続することを難しく感じてしまうことがあると思います。

そんな時まずは

「シンプルな料理を心がけること。」

が極意です。

例えば、日本食ならご飯と味噌汁と野菜を使った一品といった一汁一菜や、メキシコ産の美味しいお肉をさっと焼いてにんにく醤油と蒸し野菜を添えてみたり、朝ごはんならヨーグルトとフルーツに焼きたてのトーストなど、シンプルだけどちゃんと自分で手を加えて作る。

それも立派な自炊です！　

シンプルな料理が美味しくなるコツは食材もそうですが、少しだけ良質の調味料を使うのがオススメです。オリーブオイルや塩、スパイスにこだわってみてください。

簡単な調理でもあっと驚く美味しさになりますよ！

自分の心と身体のバランスを観察してシンプルに料理することが海外で自炊をするうえでの１番の極意だと筆者は考えています。

自宅で作る料理が美味しくなると、自然と自炊のモチベーションも上がってレパートリーも増えてくるので、まずはシンプルな自炊を心がけてみてはいかがでしょうか？

【その2　日本食にこだわらない】

日本とは違う食材や日本の調味料が気軽に揃えづらいメキシコや海外生活において

毎食日本食を自炊することにこだわることはかえって自炊の意欲をそいでしまいます。　

メキシコは世界でも有数の食材の宝庫！サボテンをわざわざ日本風に調理する必要はないですよね（それはそれで美味しいですが）。日本では使わなかった食材を敬遠して馴染みのあるものだけで料理するのではいずれ飽きてしまいます。せっかく色々な食材が手に入るメキシコで生活しているのですから、日本食だけでなくパスタやサンドイッチ、ときにはメキシコ料理を作って手軽に手に入る食材で自炊を楽しんでみてください！

【その3　困ったときは既製品にちょっとサラダや副菜を添えて】

毎日の献立を考えないといけないのは日本でも同じ自炊の悩みの一つです。

朝昼晩と毎食の献立を決めるのは本当に大変ですし、加えてお弁当を作らないといけなかったりすると毎食自炊をするなんて至難の技ですよね。

自炊を楽しむ極意その3は【困ったときは既製品も使う】です。

たまにはスーパーで購入できるお惣菜やレトルトのスープ、屋台のメキシコ料理を持ち帰ってみませんか？　その時のコツは、買ってきたものをあたかも自炊したような気分でお皿に盛り付けて、冷蔵庫に残ったサラダや前日に余った副菜も添えてワンプレートにしてみましょう。

実はタコスの具とご飯って合うんですよ。ご飯の上にザクっと切ったレタスとタコスの具をのせて、市販のサルサソースをかければタコライスが完成します。

「毎日完璧に自炊しなきゃ」というプレッシャーから開放されると、自炊が本当に楽しみになります。

【その4　体調が悪い日はメキシコ流にスープ】

体調が少し優れなかったり、疲れが溜まってるなと感じたらオススメなのはスープ。

そんな時、メキシコ人が食べるのがCaldo de Pollo （カルド・デ・ポヨ）　鶏のスープです。

鍋にお好みの根菜と鶏肉をいれて、火にかけるだけ。味付けは胃に優しい塩と胡椒だけ。オレガノなどのハーブを加えるとより一層美味しくなります。リモンを絞って食べれば身体も心も温まってホッとするメキシコ家庭料理の知恵です。

また、ちょっと時間がある週末などにお鍋いっぱいスープを作って、タッパーなどに小分けして冷凍保存しておくと便利です。

トルティーヤを添えるのが本場メキシコ流ですが、もしも余ったご飯があればスープに加えてみてください。お粥の様で懐かしい一品が出来上がります

【その5　お気に入りの食器やテーブルウエアを持つ】

自炊を続けるコツは料理だけでなく食べることを楽しむこと。

凝った料理もシンプルに作った食事も、買ってきた惣菜やデリバリーで頼んだ料理もそのまま食べずに、自分のお気に入りのお皿や器に盛って、好きなカトラリーで食べるのがオススメ。

タラベラ焼きやセルビン焼きのお皿やレトロなグラス、綺麗に織られたランチョンマット、とにかくメキシコは食事が楽しくなる食器、陶器やテーブルウエアの宝庫で、しかもとってもお手頃な値段で揃うのが魅力的！メキシコで生活している特権を自炊にも活かしましょう。

自宅で食べる食事が好きになって楽しみになることが自炊の極意！です。決して高価なものでなくても良いので自分らしいお気に入りのテーブルウエアを持ってみてはいかがでしょうか？

【まとめ】

慣れない海外、メキシコ生活で健康管理やお財布にも優しいのが自炊です。

外食はもちろん楽しいですが、自炊が楽しくなると生活の質がぐっとUPしますよね！

今回はメキシコで自炊するための極意を紹介しました。

メキシコの自炊生活、みなさんも満喫してみませんか？

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