アメリカとメキシコの密接な関係
米国とメキシコの関係は非常に密接です。特にトランプ元米大統領の移民政策では、アメリカ - メキシコ国境間に壁を建設することが日本においても話題となりました。米国の対メキシコ政策を知ることは、メキシコで生活やビジネスをするうえで非常に重要となります。
本記事では、米墨関係に変化を与える ①移民政策 ②NAFTA・USMCAの見直し ③TPP、パリ協定の復帰をメインにどのような政策転換が行われるのか、それらがメキシコにどのような影響を与えるのか解説していきます。
トランプ前大統領がメキシコへ与えた影響
バイデン米大統領の政策を知る前に、トランプ元大統領がどのような対メキシコ政策を行ってきたのかをおさらいしていきます。
①『国境の壁』建設
アメリカ-メキシコ間の移民問題に関する記事②NAFTA(北米自由貿易協定)の見直し
→新NAFTA、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の誕生
USMCAとメキシコ産業に言及している記事③TPP(環太平洋経済連携協定)撤退
NAFTAとTPPに関する記事①〜③のようなトランプ氏の強硬な通商・移民政策により、メキシコの為替・金融市場は一時大幅なペソ安だけでなく、不安定な社会情勢をまねくこととなりました。
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