【2023年版】メキシコ死者の日にやるべきことまとめ パレード・観光地・ガイコツメイクまで徹底解説

死者の日が近づいてきました。死者の日は最も有名なメキシコの行事ではないでしょうか?一年間でもっともメキシコらしい景色を見られる時期でもあります。そこで今回は「死者の日」についてお伝えします。メキシコで死者の日をどう過ごせばいいかわかりますよ!

「死者の日」とは?

出典 - https://www.elsoldetoluca.com.mx/cultura/que-debe-llevar-una-ofrenda-para-el-dia-de-muertos-9036937.html

死者の日(Dia de muertos)は毎年11月1日・2日に祝われるメキシコの伝統的な文化・風習です。日本のお盆のような行事で先祖や故人の魂が戻ってくると考えられ、故人を偲び、感謝するための日です。お墓に行って掃除をしたりお花を飾ったりして、家にはオフレンダ(Ofrenda)と呼ばれる祭壇を用意します。死者の写真や生前好きだった食べものやろうそく、マリーゴールド(Cempasúchitl)の花などを供えます。

死者の日について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

「死者の日」とは?

「死者の日」にやるべきことまとめ

死者の日に訪れるべき場所

メキシコ全土で死者の日は祝われ、花壇ではマリーゴールドが植えられ、ドクロのオブジェや死者の日にまつわるイルミネーションが見られます。また教会やショッピングセンターなどでも祭壇が飾られていたり、各地でパレードを見ることもできます。しかし、死者の日を特別盛大に祝う「聖地」のような場所もあるのでぜひ観光で訪れてみるのはいかがでしょうか? 

・ミチョアカン州パツクアロ湖に浮かぶハニッツィオ島

出典 - https://es.m.wikipedia.org/wiki/Archivo:Noche_de_Muertos_en_Janitzio.jpg

ハニッツィオ島は先住民のタラスコ人が住むパツクアロ湖に浮かぶ島の1つです。先住民文化が色濃く残るこの島では、死者の日に女性や子供が墓地に集まり夜を明かします。お墓に食べものなどを供えて沢山のマリーゴールドの花とロウソクで飾ります。ハニッツィオ島の墓地は無数のロウソクが灯り幻想的な雰囲気に包まれます。

・オアハカ

出典 - https://www.excelsior.com.mx/nacional/por-covid-19-panteones-de-oaxaca-cerraran-en-dia-de-muertos/1410495

オアハカもまた先住民文化が残る地で、伝統的な死者の日を見ることができます。数々の豪華なオフレンダやパレード、装飾された墓地を見ることができます。特に墓地は最も死者の日を感じられる場所です。マリーゴールドやロウソク、ドクロなどの飾りで装飾され、マリアッチが音楽を奏でたり、お酒を飲んだりして陽気な雰囲気で死者を思い出しながら過ごします。公共の墓地は誰でも入ることができるので、死者の日に墓地で過ごす地元の人々を見ることができます。

ミスキック

メキシコシティから最も近い伝統的な死者の日を感じられる場所です。こちらも豪華な祭壇と飾られた墓地が有名です。また多くの屋台が出て食べ物や民芸品を買うことができます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

今年の死者の日は聖地ミスキックに行こう!

ユカタン半島ではマヤ文化や伝統と融合した他とは違った風習を持っていたり、北の方は比較的死者の日を祝うようになったのは最近であったりと、地域によって祝い方や行事は異なるのも興味深いです。

カトリーナメイク

出典 - https://www.okchicas.com/belleza/maquillaje/maquillaje-catrina-glam-noche-brujas/

カトリーナメイクとは骸骨メイク、スカルメイクのことです。骸骨カトリーナ(La Calavera Catrina)という有名な版画からカトリーナメイクと呼ばれるようになりました。

最近は10月31日のハロウィンの仮装とは別に、11月1・2日にカトリーナメイクで仮装する人々も見られるようになりました。

メイクの仕方などこちらの記事もご覧ください。

【死者の日の象徴】来年は挑戦したい!カトリーナメイクチュートリアル

死者の日ならではの食べもの

出典 - https://gourmetdemexico.com.mx/gourmet/cultura/el-origen-del-pan-de-muerto/

死者の日の食べものといったらパン・デ・ムエルト(Pan de muerto)です。メロンパンのような丸い形の上に骨を象徴する飾りがついています。砂糖がたくさんまぶしてある甘いパンですが、オレンジとアニスというハーブの風味も感じる日本人にも人気のパンです。

死者の日の祭壇に供えられるだけでなく、9月ごろからスーパーやパン屋さんで売られるので死者の日の前からよく食べられるパンです。

パン・デ・ムエルトが食べれるオススメのカフェについてはこちらの記事をご覧ください。

期間限定!メキシコ伝統食 パン・デ・ムエルト(死者のパン)とは?

オフレンダとして祭壇に供えられる食べ物には他にもモレ(チョコレート使ったソース)、タマーレス(トウモロコシの粉で作った蒸しパン)、アトレ(トウモロコシの粉で作った甘いの飲み物)、ドゥルセ・デ・カラバサ(カボチャのデザート)、フルーツなどがあります。

出典 - https://www.dondeir.com/ciudad/eventos/mejores-lugares-probar-calaveritas-azucar-chocolate/2018/09/

チョコレート、砂糖またはアマランサス(栄養価の高い穀物の一種)で作られたドクロの形をしたお菓子も祭壇に供えられます。こちらも死者の日の期間限定で売られている食べものですが食べるというよりも観賞用です。

メキシコシティのパレード

出典 - https://mxcity.mx/2023/09/3-eventos-para-celebrar-el-tradicional-dia-de-muertos-este-2023/

メキシコシティで行われる毎年恒例の死者の日のパレード(Gran Desfile del Día de los Muertos)ですが、今年は11月4日(土)に行われることが決定しました。14:00にチャプルテペックからスタートし、レフォルマ通りを4〜5時間かけてソカロまで移動します。

終点のソカロではグランドフィナーレの花火やドローンのショー、コンサートが行われます。

他にもガイコツの仮装をして走るマラソン大会やソカロに巨大な祭壇が作られるなど様々なイベントがメキシコシティで開催されます。

参考サイト参考サイト

まとめ

今回は死者の日の過ごし方についてお伝えしました。死者の日に有名な観光地を訪れてメキシコの伝統行事に触れたり、メキシコシティの盛大なパレードを見ることができますが、メキシコ全土で死者の日を楽しむことができます。この時期限定のパン・デ・ムエルトは是非食べていただきたいです!

Amigaではこれからもメキシコに関する情報を発信していきます。

関連記事

メキシコの伝統「死者の日」 各地に生き続ける伝統とは?
1/1
お気に入り

特集

amigaピックアップ